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2022年11月 17
世界最高額が誕生…カリフォルニア州での当せんが幸運な理由とは?
池田(totoONE編集部)

 11月8日に抽選が行われたアメリカの大人気ロトくじ『パワーボール』で、20億4000万ドル(約2839億8700万円)という超高額のジャックポット(大当たり)が出ました。『パワーボール』史上どころか、ロトくじの世界最高額ということで世界中が沸き立っています。

『パワーボール』では約3カ月間にわたってジャックポットが出ず、キャリーオーバーが積み上がっていました。今回当せんしたチケットは1枚だけなので、1人が20億4000万ドルを総取りすることになります。

 当せんチケットはカリフォルニア州のロサンゼルス郡アルタデナにある「ジョーズ・サービス・センター」というガソリンスタンド併設のコンビニエンスストアで販売されました。そして、カリフォルニア州で購入されたチケットということが、当せん者にとっては大きな幸運となったのです。

 アメリカではロトくじの高額当せんが出た際、連邦税と州所得税が差し引かれることになります。今回のケースのような高額当せんの場合、連邦税は当せん金額の37パーセントとなります。また、州所得税は5パーセント前後から、州によっては10パーセントを超えるところもあります。両方が差し引かれると、場合によっては50パーセント近くとなり、当せん金のおよそ半分を税金として徴収されることになります。

 カリフォルニア州の州所得税は最高で13.3パーセントと高額なのですが、『パワーボール』の当せん金は課税対象にはなっていません。カリフォルニア州は宝くじの賞金配当に対して課税をしない州のひとつであるため、当せん者が収めるのは連邦税の37パーセントのみで済むことになります。

 当せん金は一括で受け取るか、29年間の分割で受け取るかを選択することが可能。分割の場合は満額の20億4000万ドルで、そこから連邦税が引かれます。一括の場合はおよそ半額の9億9760万ドル(約1388億600万円)となり、そこから連邦税が引かれます。

他の州であれば州所得税も収めることになり、仮に5パーセントの場合はその金額が4988万ドル(約69億4100万円)に。今回の当せん者は、他の州の当せん者よりも約70億円多く手元に残ることになります。

 また、販売した店舗には100万ドル(約1億3900万円)のボーナスが支給されました。店主のジョセフ・チャハイェドさんは普段「Millionaire Made Here(百万長者はここで生まれた)」と書かれたTシャツを着て店頭に立っているそうですが、今後は「Billionaire Made Here(億万長者はここで生まれた)」の文言に変える予定だそうです。

 さて、第1335回のBIGは1等の当せん金が最高7億7万7000円に増額される特別回で、1等の約6億1800万円が1口誕生しました。次回は第1336回です。高額当せんのチャンスがありますので、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

注意:このコンテンツはtotoONE編集部の著作で制作しております。