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2022年09月 22
人手不足解消の切り札!?…介護サービス会社がスタッフに配るものとは
池田(totoONE編集部)

 高齢者介護サービス業界の人手不足は海外でも問題になっているようです。オーストラリアのビクトリア州にある「myHomecare Group」という民間の介護サービス会社も人手不足に悩まされていました。

 州内におよそ6000人の顧客を抱えるこの会社ではスタッフの数が足りず、本来請け負うべき顧客の自宅の清掃ができない状況に陥っていました。「多くのスタッフが不満を抱えて業界を去ってしまいました。我々にとっては深刻な問題です」と、同社のCEOを務めるスチュアート・ミラー氏は地元ラジオに語っています。

 そこでミラーCEOは労働環境の改善に乗り出しました。残業代の金額を上げ、仕事で自家用車を使うスタッフにはガソリン代3回分の補助金を支給することにしました。加えて、現地で販売されているロトくじのチケットも配布することにしたそうです。

 ロトくじのチケットは残業したスタッフが対象で、1時間の残業で3枚を配布。会社への在籍が1年以上のスタッフには、さらに1枚プラスして渡されるそうです。ちなみに、このロトくじの当せん金は最大で1万オーストラリアドル(約96万円)とのこと。当せんした場合はちょっとしたボーナスになります。

 ミラーCEOによるこの提案はスタッフから好意的に受け入れられたそうです。残業代アップやガソリン代補助も含め、労働環境は確かに改善されていると言えるでしょう。国内では「そもそも最初から適切な賃金で雇っていれば人手不足に陥ることもなかっただろうし、スタッフの気を引くための工夫をする必要もなかったはずだ」という声もあるようですが、スタッフの意欲向上につながっているので、ナイスアイデアと言えるのではないでしょうか。

 さて、次回のBIGは第1328回です。現在、約9億9800万円のキャリーオーバーが発生しており、高額当せんのチャンスがあります。皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

注意:このコンテンツはtotoONE編集部の著作で制作しております。