totoONEコラム

「まさか……まさか！ そんなことあるわけない！」

　画面を見ながら思わずそう叫んだそうですが、当せんは紛れもない現実。諸税が引かれ、およそ10万3909ドル（約1400万円）を手にしたそうです。

　当せん金を手にした彼女は、まず地元のスーパーマーケットに赴きます。シャンパンを買って乾杯？ ケーキを買ってお祝い？ いえ、そうではありません。ダンさんは100ドル（約1万3600円）のギフトカードを20枚購入し、その場にいた人たちに配り始めました。相手が見ず知らずの人だろうが関係なく、とにかく居合わせた人に“幸せのおすそ分け”をしたのです。

「多くの人は不信感を持っていたようです」とダンさんはこの時の様子を振り返りますが、それでも大半の人が感謝のハグを返してくれたそうです。このような行動を起こした理由を聞かれると、「それは、私が苦労とはどんなものかを知っているからです」と答えました。

「私は9歳の時に里親の元で暮らすようになりました。しかし、1カ所にとどまることはなく、何人もの里親との生活を強いられました。16歳の時、私は耐えられなくなって逃げ出し、それ以来ずっとひとりで生きてきたのです」

　ダンさんはその後、自力で大学を卒業し、保険会社に就職して仕事を続けたそうです。こうした苦労を経験したからこそ、思わぬ幸運を独り占めせず、他の人にも分け与えようと考えたのでしょう。

　おすそ分けをした後も、彼女の手元には多くの金額が残りました。残りの金額は自宅のリフォームや生活必需品の買い替えなど、日々の生活を充実させるために使う予定とのことです。

　さて、第1317回のBIGでは1等約6900万円が12口誕生しました。次回は1318回です。高額当せんのチャンスがありますので、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。