totoONEコラム

　その内訳を見ると、100万ユーロ（約1億2900万円）以上の当せん金が33本も出ているそうです。つまり、わずか1年間で億万長者が33人も誕生したことになります。

　また、『PLI』の営業利益も1460万ユーロ（約18億9100万円）を計上。これは2019年から890万ユーロ（約11億5300万円）も増加しているそうです。

　売り上げ増の恩恵を受けるのは、当せん者や『PLI』だけではありません。売り上げの一部は社会福祉活動に使われており、2020年には2億5360万ユーロ（約328億5800万円）がアイルランド国内のさまざまなコミュニティのプロジェクトのために分配されました。

　2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、多くの人が苦しい生活を強いられました。その中でこれだけの売り上げを記録したことについて、『PLI』のアンドリュー・アルジェオCEOは「スタッフと全国5415の小売店のサポートがなければ、なし得なかった数字です。こうした小売店は厳しい状況の中でも窓口を開けてくじを販売し、人々の生活を支えてくれました」と感謝を述べています。

　こうした小売店の中で、当せんチケットを販売した店舗にもボーナスが支払われる仕組みとなっており、2020年はその総額が5000万ユーロ（約64億7800万円）近くにもなったそうです。

　気になる数字もあります。当せん金として分配された資金のうち、1600万ユーロ（約20億7300万円）がいまだに当せん者の手に渡っていないとのこと。当せん確認をしていなかったり、購入したチケットを紛失してしまったり、というのが考えられると思います。このようなケースで当せん金をゲットできないのは非常にもったいないので、当せん確認は忘れずにしておきたいですね。

　さて、第1251回のBIGは1等の当せん金が最高7億7万7000円となる特別回で、その1等が2口も誕生しました。次回は第1252回です。1等の当せん金は最高6億円の通常回に戻りますが、約20億300万円のキャリーオーバーが発生しており、高額当せんのチャンスがあります。皆さんもぜひチャレンジしてみてください！