totoONEコラム

　彼女は普段からロトくじを購入しており、少額の当せんは経験があります。今回のメールもその程度のものだと思っていました。「どうせ数ユーロでしょ。数百ユーロの当せんだったらうれしいけど」。

　メールを開き、自身の当せん金額を確認した女性は、自分の目を疑いました。メールの文面は、彼女が4950万ユーロ（約62億400万円）のジャックポット（大当たり）の、唯一の当せん者であることを伝えていたのです。

「信じられない気分だったので、すぐに誰かに知らせたいと思いました」。女性はその夜のことをそう振り返りました。そして実際、彼女は男友達に電話をかけています。時間は深夜。友人はすでに眠っていて、彼女からの電話で起こされてしまいました。当然、不機嫌です。

　友人は当初、彼女が夢を見ているか、お酒を飲んで酔っ払っているんだろうと考え、すぐに電話を切って眠りにつこうと思いました。しかし話を聞くうちに、「どうやら本当のことを言っているようだ」と思い始めたそうです。

「今回の当せん金を、自分の家族や友人を助けるために使いたい」と女性は語っています。有効な使い方をするために資産運用のエキスパートの助言を仰いでいるそうですが、まずは深夜に叩き起こしてしまった友人にお礼をしてあげてほしいですね。