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2019年10月 24
時には自分以外にも…当せん金の心温まる使い道
池田(totoONE編集部)

 宝くじやロトくじで高額の当せん金をゲットした場合、皆さんはどんな使い道を考えているのでしょうか。新しい家や車を買いたい、世界中を旅行したい、新規事業を立ち上げたい、ブランド品を“爆買い”したいなど、普段はあまりできない使い道を考える人がほとんどだと思います。当せん金があまりに高額になった場合は、一部を慈善団体などに寄付する人もいるでしょう。

 今回は、当せん金を自分以外のために使った心温まるエピソードをいくつか紹介します。

 イギリスのブリストルに住むデニスとシャーレイのバンフィールド夫妻は、2018年2月にロトくじで1813万ポンド(約25億4000万円)という高額の当せん金を手にしましました。2人は88歳と84歳の高齢の夫婦。これだけのお金を使うには限界があります。そこで、地元にあるウィンターボーン・コミュニティセンターのトイレの改装工事に資金を提供することにしました。

「私たちはこの街に58年間住んでいますが、このコミュニティセンターは私たちの生活の中心地です。ここで結婚披露宴をし、記念日や子供の誕生日を祝いました。娘がステージで歌ったこともあります」

 コミュニティセンターでの思い出を語ったバンフィールド夫妻は、改装費用として2万ポンド(約280万円)を寄付。改装が完了した際にはテープカットセレモニーにも出席しました。また、コミュニティセンターの窓の張り替え費用も提供したとのこと。今では「ちょっと“バンフィールド”に行ってくる」と言ってからトイレに行く利用者もいるそうです。

 ウェールズのブレコンに住むフェイ・デイヴィスさんは、2018年1月のユーロミリオンズで100万ポンド(約1億4000万円)の当せん金を手にしました。そして、そのうち2万ポンドを愛犬のルーシーのために使ったそうです。

 ルーシーはもともと捨て犬だったためか、人や他の犬が苦手で、ドッグランで遊ぶことができませんでした。そして、当せんの数日後に家の近くの土地が売り出されたことを知ったデイヴィスさんは迷わずその土地を購入。ルーシーのためのドッグランを整備しました。

 現在、ルーシーは専用のドッグランで楽しそうに走り回っているそうです。「私はラブラドール・レトリバーも飼っているので、いつか2匹が“ルーシーズ・フィールド”で遊ぶ姿を見てみたいですね」。デイヴィスさんはそのように語ってくれました。

 さて、次回のBIGは第1133回です。約3億6700万円のキャリーオーバーが発生しており、高額当せんのチャンスがあります。ぜひ皆さんもチャレンジして、当せんした際にはいろいろな使い道を考えてみてはいかがでしょうか。

注意:このコンテンツはtotoONE編集部の著作で制作しております。