totoONEコラム

スペインのサッカーくじは「Quiniela 1X2（キニエラ・ウノ・エキス・ドス）」といいます。リーガ・エスパニョーラ1部の10試合、および2部の中から5試合、合計15試合についての勝敗を予想するシステムです。賞金が出るのは10試合の的中からで、15試合的中で1等となります。賞金の額はくじの売り上げや当せん者数によって変動します。

過去最高の当せんは2005年10月、2005－06シーズン第6節を対象とした開催回で誕生。15試合すべてを的中させた1等賞が1口だけあり、賞金は914万2000ユーロ（当時のレートで約12億円）に上りました。

気になる当せん者は、個人ではなく「ラ・ペーニャ・エウロキニエラス」という共同購入グループ。彼らは200人以上のメンバーが年会費という形で出資し、毎回キニエラを購入して当せんを目指す「キニエラのプロ集団」。驚くことに、メンバーの中には多くの選手、元選手が名を連ねており、サンティアゴ・エスケーロやイスマエル・ウルサイスなど、アスレティック・ビルバオの関係者が多いそうです。

ちなみにこの第6節、レアル・マドリードは4－0でマジョルカを下しましたが、バルセロナはサラゴサに2－2で引き分け、バレンシアは1－2でヘタフェに敗れました。このような波乱が、高額当せんに結びついたと思われます。

さて、第896回のBIGでは約25億3000万円のキャリーオーバーが発生しており、キニエラに負けないほどの高額当せんのチャンスがあります。レアル・マドリードが日本で見せてくれるだろう最高のプレーを満喫するのもいいですが、ぜひBIGも楽しんでみてください。