totoONEコラム

人間の心を狂わせてしまいがちな高額当せんですが、中には平常心を保ち、友人とのいさかいを回避した「大人」な当せん者もいます。

中国の黒竜江省に住んでいる28歳の男性が、ある宝くじで5824万元（約8億9000万円）の大当たりをゲットしました。高額当せんを夢見て宝くじを買い続けること10年、ついに悲願を達成した瞬間でした。

ところが、ここに問題が一つ。この宝くじは自分で番号をセレクトするタイプのものなのですが、当せんした宝くじのナンバーを決めたのはこの男性自身ではなく、彼の友人だったのです。

「俺が決めた番号が当せんしたんだから、賞金は全額、俺のものだ」と主張され、醜い争いに発展してもおかしくない状況でしたが、当せんした男性はいち早く動き、いさかいを未然に防ぎました。賞金を手にすると、いの一番に友人男性のために邸宅を購入してプレゼントしたのです。所在地は黒竜江省の政治と経済の中心地であり、観光地としても名高いハルビン市。何と気前のよいプレゼントでしょうか。

現地の報道によると、2人は「当せんしたら家をプレゼントする」と事前に約束していたそうで、当せんした男性はその約束を守り、実に男気溢れるプレゼントをしたのでした。

今後ですが、男性自身もハルビン市に自宅を購入し、両親や祖父母とともに暮らしていくつもりだそうです。また、慈善団体への寄付なども考えているということです。今回の宝くじでは、どうやら清く正しい心の持ち主が幸運をつかんだと言えそうですね。

さて、第868回のBIGでは1等6億円の当せんが1口、誕生しました。第871回に向けては約9億9000万円のキャリーオーバーが発生しており、引き続き高額当せんのチャンスがあります。当せんした方がトラブルに巻き込まれず、ハッピーになれることを願っています。