totoONEコラム

　毎週末に当せんの可能性があるBIG。一方で、海外では宝くじが風物詩として定着しているところも少なくありません。日本でも年末などに宝くじが開催されるように、スペインでもクリスマス恒例の宝くじが人気を博しています。1812年から続く伝統ある「エル・ゴルド」は、スペイン国民の80パーセントが購入し、「太っちょ」という名前を持つように、昨年度の賞金総額は世界一となる25億ユーロ（約2425億円）とまさに太っ腹な宝くじ。昨年度は1等40万ユーロ（約3880万円）が1800枚誕生するなど、多くの人が幸運を手にするとともに、購入者の70パーセントが当せんする高確率なくじとなっています。

　ちなみに、昨年度の1等当せんした1800枚のくじは、北東部アラゴン州にある人口約2000人のグラネンで全て販売されました。当せんくじが偏る結果になっていますが、「エル・ゴルド」は地域ごとに同じ番号くじが売られる方式のため、1つの地域から大量の当せん者が出る仕組みとなっています。そのため、昨年度は2000人の小さな町に合計7億2000万ユーロ（約698億4000万円）もの当せん金額が生まれる結果になりました。

BIGも賞金総額こそ「エル・ゴルド」に及びませんが、毎週末に1等6億円当せんの可能性があることを考えれば、なかなか“太っ腹な”くじと言えるのではないでしょうか。J1のリーグ戦は中断期間に入っていますが、今週末もナビスコカップとJ2を対象に第571回が開催されます。キャリーオーバーも発生し、当せん金額もだいぶ「太っちょ」になりそうなので、ご購入はお忘れなく。

チーム状態が対照的な清水と大宮
ホームでの対戦成績が無敗の清水優位

　清水はホームでリーグ第13節で、横浜Mとスコアレスドローに終わったが、4位と好調を持続。ナビスコ杯でも第4節終了時点で3戦全勝の2位と、1試合消化が少ない中でも首位と勝ち点で並び、グループ突破を射程圏に捉えている。

　対する大宮はリーグ戦で15位に低迷。ナビスコ杯でもいまだ未勝利となっている。リーグ第13節で磐田に0－4と大敗した後に鈴木淳監督が解任され、チーム状態はドン底と言える。また、ベルデニック新監督の就任が決まったものの、合流は11日から。新風が吹き込まれる期待も、今回は見送られている。

　データに目を移すと、清水は8勝5分3敗と勝ち越し。今回同様のホームゲームに絞れば、5勝3分と無敗を誇る。両チームの勢い、相性を考えれば清水がホームで勝ち点を落とすことは考えにくい。



今季低迷が続くチーム同士の対戦
神戸が負傷者続出の札幌を押し切るか

　ホームで戦う神戸は、西野監督の初陣となったリーグ戦第13節で、鹿島に1－2と敗れ、3連敗となった。しかし、今回対戦する札幌もリーグ戦4連敗中で最下位。両チームに勢いの差はないと言えるだろう。

　対戦成績は、通算で神戸が5勝4分4敗と一歩リード。しかし、神戸ホームでは2勝3分2敗と五分。勢い、相性ともに大差はないが、神戸は鹿島戦で負傷から復帰2戦目となった田代が得点。終盤に見せた猛攻の中心となっていた。一方、札幌は前田ら負傷者が続出。調子の上がらない中で、苦しい台所事情となっている。

　また、神戸は札幌戦通算5得点のパク・カンジョが健在。対戦時では両チーム通じても際立った活躍を見せていることは、神戸にとって心強い。好材料の少ないアウェイの札幌を押し切ることになりそうだ。



対戦成績でホーム全勝の広島優位は動かない
アウェイでの苦戦続く鳥栖の勝利は薄いか

　ホームの広島は、得点ランクトップの佐藤を中軸とした攻撃サッカーで、リーグ2位と首位争いを演じている。一方、鳥栖も今季昇格組ながら、リーグ最少の11失点と堅守を武器に8位と健闘。ハイレベルな攻守がぶつかり合う、好ゲームが予想される。

　異なる持ち味を持つチーム同士の対決となるが、対戦成績は広島が圧倒。通算では6勝1分1敗と大きく勝ち越し、ホームゲームに至っては4戦全勝と抜群の相性を誇る。さらに鳥栖戦で通算5得点の森崎浩が、リーグ戦第13節の札幌戦で今季初ゴールを記録。今季初出場となった第6節以降、着実に出場機会を得ているのはプラス材料と言える。

　なお、鳥栖は今季のアウェイ戦では公式戦7試合で1勝2分4敗と苦戦が続く。対戦時の相性も考慮すれば、ホームで戦える広島がより勝利に近いだろう。