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2023年10月 19
アメリカ史上2番目の高額当せんが誕生…販売場所は小さなコミュニティ
池田(totoONE編集部)

世界のくじ事情



 10月13日、アメリカの人気ロトくじ『パワーボール』で宝くじの当せん金額としては史上2番目の高額当せんとなる17億6500万ドル(約2639億9100万円)のジャックポット(大当たり)が出ました。当せんチケットは1枚なので、当せん者は全額を総取りできます。なお、今後30年間の分割で受け取る場合はこの金額となりますが、一括で受け取る場合は7億7410万ドル(約1157億8200万円)となるそうです。

 当せん者はまだ判明していないものの、チケットが販売された場所は分かりました。カリフォルニア州ロサンゼルスの北、およそ120マイル(約193キロメートル)の場所にあるフレイザー・パークという小さなコミュニティの「ミッドウェイ・マーケット&リカー」という個人経営のミニスーパーがその場所です。

 フレイザー・パークは人口わずか3000人ほどの小さなコミュニティ。店主のアンディ・ハリルさんは「フレイザー・パークでこれまでに起きた最大の出来事かもしれません。このお店で毎日チケットを買う人もいますし、常連さんが当せんしてくれていることを願っています」と、驚きとともに語りました。

 アンディさんはシリアからの移民で、甥のクリス・ハリルさんとこのお店を経営しています。今回の当せんにより、お店にも100万ドル(約1億4900万円)のボーナスが支払われることになりました。アンディさんはその一部を子供の大学進学資金に充てるそうで、クリスさんは数カ月以内に結婚する予定とのこと。新しい生活に役立てたいと考えているようです。

 まだ見ぬ当せん者に対しては「当せん金の一部を公共公園の修復や建物の改修に充ててほしい」と願う声もあるそうですが、地元住民から深く愛されるアンディさんにボーナスがもたらされることには祝福の声が多いそうです。お店に立ち寄った際に握手を求めて祝福してくれる人もいるとのことでした。

 当せん者が地元の常連さんだった場合、この小さなコミュニティがさらなるフィーバーに見舞われることは間違いなさそうですね。

 さて、次回のBIGは第1404回です。約2億3500万円のキャリーオーバーが発生しており、高額当せんのチャンスがあります。皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

注意:このコンテンツはtotoONE編集部の著作で制作しております。