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2019年06月 06
助成金は社会のため…その恩恵で五輪出場も?
池田(totoONE編集部)

以前このコラムで、イギリスのロトくじ「ナショナル・ロッタリー」の売り上げの25パーセントが助成金としてさまざまなところで使われている話を紹介しました。今回はその具体例を一つ紹介させていただきます。

 バーミンガムにあるボクシングジム「パット・ベンソン・ボクシング・アカデミー」は、プロボクサーを目指す人だけでなく、うつ病の克服を目指す人や社会的に弱い立場にある人々がボクシングを通じて健康で実りのある生活を送れるようにサポートしています。そして、その活動はロトくじの助成金によって支援されています。

このアカデミーを視察したアマチュアボクサーのベン・ウィタカーさんは、助成金が有効活用されている様子を見てこのように語っています。

「『ナショナル・ロッタリー』の助成金がこのようなアカデミーを支援している様子が見れてうれしく思います。ここには最新の設備が揃っていて、通っている人たちは自由に使うことができるんですよね。ここには地元の人々が集まってきます。それぞれ立場は違うようですが、あらゆる人のために助成金が使われるというのは理想的なことだと思います」

 かく言うウィタカーさんも「ナショナル・ロッタリー」の助成金の恩恵を受けています。彼は2018年に「コモンウェルスゲームズ」というイギリス連邦の競技会に出場したこともあるアマチュアボクシング界の実力者です。そして、アスリート助成を受けているため、アマチュアという立場ではありますが、金銭面の不安を感じることなくフルタイムでボクシングに専念してレベルアップを目指すことができているそうです。

 ウィタカーさんは2020年東京五輪への出場を目指しているとのこと。もしかしたら来年、助成金の恩恵を受けながらトレーニングを積んで強くなったウィタカーさんが、メダルを懸けて戦う勇姿を見ることができるかもしれません。

 これも以前に紹介しましたが、BIGの売り上げの一部も助成金としてスポーツ振興や東日本大震災の復興支援など、さまざまなことに使われています。次回行われる第1098回に向けては約11億7600万円のキャリーオーバーが発生しており、高額当せんのチャンスがあります。スポーツ振興や復興支援などに思いを馳せつつ、ぜひチャレンジしてみてください。

注意:このコンテンツはtotoONE編集部の著作で制作しております。