トップページ > 高額当せん情報 > totoONEコラム > totoONEコラム一覧(2025年) > 06月12日 30年以上前にアイルランドで起きた出来事が時を経て映画化決...
サッカーくじtotoの予想サイト totoONE(トトワン)編集部がBIGの狙い目を伝授!~楽天toto 1等最高6億円への挑戦~
以前このコラムで、ルーマニア出身の経済学者ステファン・マンデルさんという男性のエピソードを紹介しました。彼はキャリーオーバーが発生して当せん金が高額になった数字選択式のロトくじを狙い、考えられるすべての数字の組み合わせを購入して高額当せん金を手にしようと目論みます。そして1992年2月、アメリカのバージニア州でこの手法を実践して2700万ドル(当時のレートで約34億5000万円)をゲットしました。
この件からわずか3カ月後の1992年5月30日、アイルランドのロトくじでも似たような出来事が起こりました。主人公はマンデルさんと同じファーストネームを持つ、ステファン・クリンスウィッツさんというポーランド出身の会計士です。
当時のアイルランドのロトくじは1から36までの数字の中から6つを選んで購入する方式で、この時は2週にわたってジャックポット(大当たり)が出ず、1等の当せん金は約170万ポンド(当時のレートで約3億9600万円)になっていました。また、当局は「6個中4個の数字がマッチした場合には100ポンド(約2万3000円)の特別ボーナスを出す」と表明。クリンスウィッツさんは21人の投資家を集めてシンジケートを結成し、「すべての数字の組み合わせを購入する」という手段に打って出たのです。
当局はこの動きを察知して販売窓口を閉鎖するなどあらゆる手を使って妨害を試みましたが、クリンスウィッツさんのシンジケートは締切までに82万ポンド(約1億9100万円)を費やして全組み合わせの80パーセント相当を購入。こうした方策が功を奏し、彼らは見事にジャックポットを手にしました。
しかし、誤算がひとつありました。彼ら以外にも2組が1等に当せんしていたのです。当然ながら当せん金も3分割されることになり、彼らが手にしたのは56万7000ポンド(約1億3200万円)。26万ポンドもの赤字となりました。
ただ、6つ中5つの数字がマッチした2等、そして当せん金が100ポンドに切り上げられていた4つの数字がマッチした3等の当せんも数多くゲットしていたため、最終的な当せん金の総額は116万6000ポンド(約2億7100万円)に。8000万円ほどの黒字を出すことに成功しています。
これは今から30年以上前の出来事ですが、今年7月にこの一連の出来事を扱ったドキュメンタリー映画『Beat the Lotto』が公開されるそうです。当時の映像や当事者へのインタビューをまとめた見応えのある作品ということですので、いつかどこかで観る機会があれば、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
さて、BIGでは現在、1等の当せん金が最大7億7万7000円になる特別回が実施されています。次回は第1547回です。いつも以上の高額当せんのチャンスがありますので、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。
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